低体温の知識と正しい測り方

あなたは『がん細胞は35度の低体温で最も増え、39.3度で死滅する』という事実を知っていますか?

私たちの体は、36.5度~37度の体温がもっとも健康的で免疫力も強く、風邪やウィルス性の病気やアレルギーやがんになりにくいとされています。

ちょうど50年前の日本人の平均体温は、36.9度だったそうです。それが、半世紀たった現在では36.1~2度になっているといわれています。

このままいくと35度台が当たり前の時代になってしまうかもしれません。体温が1度下がると免疫力は30%低下し、代謝は約12%下がります。

今や女子だけでなく男性や小さい子供までもが体温が低下し、35度台の人が増えています。

そこで、このページでは 体温の測り方と低体温の原因と改善方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。まずは、自分の体温を知ろう。

まずはあなたもチェック!正しい体温の測り方

体温を測るということは、体内の温度を知るということです。外気の影響を受ける皮膚表面の温度ではなく、体内の温度を測るということを意識する必要があります。

そのためにも、脇の下や口はしっかりと閉じて。飲食や入浴、運動直後は避け、検温中は動かないこと。

ワキでの検温方法

飲食や入浴、運動をした後は測らないでください。測る前には、必ずワキの汗をしっかりとふくようにしましょう。

測定中は動かず、じっとしているのが基本です。もし、途中で体温計を取りだしたら、最初からやり直してください。

測定方法


  1. ワキのくぼみ中央に体温計の先端をあてて、体温計の先を下から上に向けて押し上げるようにはさむ
  2. 体温計が上半身に対して30度くらいになるようにワキを閉じ、ひじを脇腹に密着させてください(手のひらを上に向けるとワキが閉まります!)
  3. 水銀体温計なら5分以上、電子音式ならピッピッピッと音がなるまでじっとしていましょう。

*よく間違えるのが体温計の角度です。体温計の位置が真横であったり上を向いたり真下を向いたりはすべて間違っています。ななめ下が正解です。

体温計の測り方 『脇』

口での検温方法

ワキと同様、飲食や入浴、運動をした後は測らないでください。測定中は動かず、じっとしているのが基本です。また、口内体温はワキの下より約0.5度高くなります。

測定方法


  1. 下の裏の奥にある筋のすぐ横に体温計の先端をあてる
  2. 体温計を差し入れたら、口をしっかりと閉じる
  3. 水銀体温計なら10分以上、電子音式ならピッピッピッと音がなるまでじっとしていましょう。

口での検温方法

耳での検温方法

ワキや口と同様、飲食や入浴、運動をした後は測らないでください。測定中は動かず、じっとしているのが基本です。

測定方法


  1. 専用のプローブカバーを付け電源を入れる
  2. 耳の奥の方向に向けてでくるだけ深く入れる
  3. スタートボタンを押して、体温計を動かないようにして測ってください

* 耳式体温計は、耳の中から出ている体温に相当する赤外線をセンサーがキャッチすることで、体温を測ります。1秒で耳から出ている赤外線をキャッチするだけですので、耳への害はありません。

耳の検温方法

 

さて1日の体温を測って自分の平熱を知りましょう

まずは、1日4回測ってみてください。自分の体温が1日のうちでどのように変化をするのか知ってください。人によって違います。

1回目は起床時、2回目は、11時ごろ、3回目は16時~17時の間で、4回目は夜21頃~寝る前に

個人差はありますが、大体午前11時の体温が平熱に一番近いそうです。

1日のうちで一番体温が低くなるのは午前4時ごろで、午後から夕方にかけて体温の上昇のピークをむかえます。また、食後はすぐに体温が上昇するので、食前や食間に体温を測るのが適切です。

体温チェックシート

*こちらのチェックシートは『テルモ検温表』でダウンロードしくださいね

平熱が35度台の人は要注意!

  • 37度以上・・・発熱している状態。体のどこかで炎症が起きている可能性があります
  • 36.5度~37度・・・もっとも健康的で免疫力があり、風邪やウィルス性の病気や生活習慣病やガンになりにくい
  • 36度・・・体温がやや低い状態で、鳥肌を立てて熱の放出を防いだり、筋肉をふるわせて体温を上げようとする
  • 35.5度・・・36.5度の人よりも30%以上も免疫力が落ちる。排せつ機能が低下し、自律神経失調症やアレルギー症状もでやすくなる
  • 35度・・・免疫力が下がり、病気にかかりやすくなる。ガン細胞が最も活発に増殖する体温です!代謝も大幅にダウンします。

温度計

低体温の原因とは?

50年前より地球は温暖化になっているのに、どうして私たちの体温は下がってきたのでしょうか?
それは、日々の間違った生活習慣にあります。

低体温になる主な原因は、大きく4つの原因が考えらます。


  1. 運動不足・筋肉不足によるもの
  2. 血液の循環が悪い
  3. ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れ
  4. 体を冷やす食べ物・飲み物の摂りすぎ
  5. エアコンのかけすぎ

それぞれ見ていきましょう。

1.運動不足・筋肉不足によるもの

運動不足による筋肉の衰えは、低体温をまねく大きな要因です。というのも、筋肉は体温をそのものを生み出す発熱器官だからです。

じつは熱の4割が全身の筋肉がつくっているのです。だから運動不足になると、筋肉が減って熱が生み出せず、脂肪が増えると体温が下がる体質になってしまいます。

特に下半身の筋肉を意識しましょう。日常もっとも簡単な運動はウォーキングです。歩くだけでも筋肉が鍛えられ、熱を生み出す力が増します。

そして、足などの下半身に集まった血液も心臓に戻りやすくなり、体全体の血流もよくなります。

2.血液の循環が悪い

血液の循環が悪いと、血液が体のすみずみまで送り込まれないので、必要な酸素や栄養分が不足してしまいます。

全身の細胞は、この酸素や栄養分を使って熱を生み出しているので、血流が悪いと当然、低体温になります。

3.ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れ

ストレスや不規則な生活が続くと自律神経が乱れてしまいます。自律神経は自分の意志とは無関係にはたらき生命機能をコントロールしてくれるところで、体温調整も重要な役割です。

寒いと感じると体の外に熱を逃がさないように血管を収縮させて血流を減少させ、筋肉をブルブルとふるわせて熱をつくるのも自律神経の指令なのです。

自律神経には、2つあるのを知っていますか?

1つは心身を緊張させて活動的に導く交感神経とリラックスするときに働く副交感神経です。

この二つの神経が1日のうちで、常に入れ替わりながら振り子のようにバランスをとっているのです。

しかし、ストレスの多い生活や不規則な生活を続けていると、自律神経が乱れて、体温調節がうまくできなくなり体は冷えて低体温になってしまします。

4.体を冷やす食べ物・飲み物の摂りすぎ

食べ物にはすべて陰と陽があるのを知っていますか?

これは東洋医学の考え方で『陰』は冷たい・暗い・弱いを意味し、『陽』は温かい、明るい、強い性質を意味します。

そして、人間のタイプにも陰と陽が存在ます。女性は大抵の方は陰性のタイプです。

もし、陰性体質の人が陰性の物を食べるとより陰性になり、体が冷えてしまいます。

逆に、陽性体質の人が陽性のものばかり食べていると、さらに陽性になり体の不調の原因となります。

大事なことは、どちらかに偏った体質を食事によってバランスを保ち、中間の体質に近づけることです。

それには、自分の体質と逆の食べ物を取ることが重要です。陰性体質の方は陽性の食べ物を、陽性体質の方は陰性の食べ物を取りようにしてください。

それにはまず、自分が陰性であるか陽性であるかを知る必要があります。そして、どの食べ物が体を冷やし、温めるかを知っておく必要があります。

陽性体質と陰性体質

5.エアコンのかけすぎ

あなたのオフィスは冷房や暖房がききすぎていませんか?

エアコンは快適ですが、1年を通して同じような温度で過ごせるエアコンは、暑ければ熱を逃がす、寒ければ熱をつくりだすという体本来の機能を低下させています。

さらに、かつてはなかった『夏の冷え』を招き、1年中冷えている人を増やしています。

ただでさえストレスや運動不足で血流が悪くなり体温が下がっているのに、薄着をして汗もかかない生活をしていると、当然低体温になります。

さらに、屋外と屋内の温度差があまりに大きいため、体温を調節する自律神経に負担がかかり、あらゆる不調を引き起こす原因となります。